あきらめなければ人生は必ず好転する。
Never Give Up! I'm On Your Side!
今週は、
札幌で
「チームワークトランプゲームGIFT」体験会
http://www.gift-jpn.com/2017/05/15/203/
名古屋で
「あきらめなければ人生は必ず好転する」講演会
https://www.facebook.com/events/1444573248915285/
と、味噌ラーメンから台湾ラーメンへとハシゴする予定の田中克成です。
「初心忘るべからず」
ということわざがありますが、「何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならない」という意味。
これは、能の座長で役者さんでもあった室町時代初期の猿楽師「世阿弥（ぜあみ）」という人が残したものです。ざっくり言うと、600年ぐらい前の野村萬斎さんです。
まぁ、世阿弥はさておき、
どんな分野でやっていくにも、その道でやっていこうと思えば、どんな形であれ後輩や部下に伝えていく立場にはやがてなるものだと思います。
「初心を忘れない」というのは、一つにはもちろん『自分自身への戒め』でもあるのですが、僕はそれよりももっと重要な意味があると思っていて、
それは、やがて自分が教える立場、指導する立場になったときに、『初心者の気持ちを汲んで伝える』ということ。
よく「◯◯アドバイザー」とか「認定◯◯」とか、そういった肩書きを「必要ない」で一刀両断してしまっている経営者同士の議論とかあるんですけど、
僕は「必要」だと思ってる派なんです。
昨日までサラリーマンだったとか、専業主婦だった方が、個人事業であろうと、今日からビジネス世界に業を起こしてやっていきますとなった場合、最初は「自信がない」のが当たり前だと思います。
その自信のない起業家が、何で戦場に出る自信を持つかと言ったら、「鎧」を身にまとうことからです。
最初から刀だけ持って切り込んで行くやつなんて、「自信」じゃなくて「過信」があるだけで、十中八九討ち死にすると思います。
よほどの練習を積んでデビュー戦を迎える人でも、よほどの練習の積みはじめは「鎧」来てますよ。
僕、最近キックボクシングのジムに通い始めたんですけど、スパーリングやるのにヘッドギアなきゃやっぱ怖いですもん。
もしね、指導してくれてる選手たちが、
「いやいや田中さん、ヘッドギアなんて必要ないっすよ。そんなのがないとボクシングできないようだったら、やんないほうがマシっす。さあ、防具なんてしないでリングに上がってください」
なんて指導されたら「ごめんなさい」ってなりますよ。
グローブしてたって当たれば痛いもんは痛いですからねアレ。
プロを目指す選手たちも、最初はヘッドギアして徐々に徐々に恐怖心を取り払っていくというか、まぁ、早い話が“殴られ慣れて”いくんだと思うんです。
自転車の補助輪も同じで、「先ずはそれに慣れろ」です。
「◯◯アドバイザー」とか「認定◯◯」とか、そういった肩書きを必要としない人は、それはそれでいいと思うんですけど、「鎧」が必要だと思う方は躊躇せず着たらいいんです。
そして大事なことは、「初心忘るべからず」です。
そういう肩書きがあることで、「一歩を踏み出せた」という事実を、やがて教える立場、導く立場になったときまで忘れないでください。
慣れてくると、肩書きとかプロフィールといった「鎧」は、あってもなくてもどっちでもよくなります。それは、自信や実力がついたってことです。
そのとき「鎧」が邪魔なら脱げばいいし、邪魔じゃなきゃ着てればいい。
ただ、自分がもういらなくなったからと言って、まだ自信や実力が十分に備わっていない初心の人に、「そんな鎧は必要ない」と一刀両断してしまうのは、その人がチャレンジする機会を奪うことにもなり兼ねません。
「初心忘るべからず」
自分を律するためだけでなく、未来の誰かのためにもそうあって欲しいなと。
そして、、、
この「初心忘るべからず」という言葉を残した世阿弥さんの有名な書物というえば、
『風姿花伝』
その風姿花伝さんで、劇団四季出身の俳優 兼 演出家 兼 プロデューサーの望月龍平さんとのアフタートークイベントのゲストにお招きいただくことになりました！
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僕が登場させていただくのは、
7月23日(日)12:00上演後！
http://ryuheicompany.com/news/ticket-cast-3.html
望月龍平さんと言えば、先日も大盛況で幕を閉じた第二次世界大戦終戦直後に起こったシベリア抑留の悲劇を描いた『君よ生きて』で、ご存知の方も多いのではないかと思います。
今回は、落語の中でも特に難しい一題とされ、これができれば一人前とも認められる人情噺の大作『文七元結（ぶんしち もっとい）』のミュージカル。
「情けは人の為ならず」を地でいくハートフルで最後には安堵感と幸福感に包まれる日本ならでは、と言っても良いかもしれない江戸っ子の人情サクセスストーリーです。
是非是非、劇もトークイベントもお越しいただけると嬉しいです。
7月23日(日)12:00上演後！
http://ryuheicompany.com/news/ticket-cast-3.html
