二晩お世話になった曹洞宗原江寺さん。有馬 嗣朗住職は、信念の人でありました。
ご紹介くださった曹洞宗願成寺南 健司副住職、曹洞宗大楽寺久楽 宗道副住職、さらに、昨晩、佐賀と福岡から来客された浄土宗龍華寺大津顕教副住職、曹洞宗円通寺小川 光庸副住職、素晴らしい僧侶の皆さんに慕われる兄貴分でもあります。
お父上である故有馬実成先代住職は、NGOという概念がまだ日本にはない1980年代初頭に、現シャンティ国際ボランティア会を立ち上げ、日本のNGOの草分けとして活動されていた仏教者。
http://sva.or.jp/sp/
「泥の菩薩」と言われたお父上の意志を受け継ぎ、有馬現住職は、「あんでねっと」を立ち上げ、東北被災地の皆さんと一緒に“復興のアクリルたわし”を、製作、販売に尽力されています。
http://anndenet.blogspot.jp/?m=1
「坊主がどんなに念仏説いても、社会に根付かず誰の役に立つんだ。もっと聴かなければならない。もっと社会に耳を傾けなければ、仏教者として何の意味がある」
「坊主は私の天職。でも、檀信徒さんにはいつも言っている。寺に住んで職を全うするのが住職。だから私は住職じゃないんです。困ってる人がいたらすぐに飛んで行くから飛び職です」
そう言って豪快に笑う有馬住職。
「泥の菩薩」という偉大すぎるお父上の生き様をしっかりと受け取り、自分なりの泥の菩薩行を歩まれているウルトラカッコいいご住職でありました。
感謝(。-人-。)