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Channel: ファンマーケティングで1人起業家が年商3000万円になる方法 〜コミュニティビジネスからビジネス設計、出版ブランディングまで〜
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年商200億の元社長だった仏教の高僧から聴いた「ビジネスモデルの話」

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ある高僧から教わった話をしよう。


昨年、あるタイミングで、ある高僧とお話させていただく機会をいただいた。仏教好きの僕としては願ってもないチャンス到来。


「何を聞こう?」と考えた挙句、当時の僕のビジネスの悩みを相談してみた。なぜなら、その高僧は、昔、年商200億円企業の社長さんだったからだ。


30年前、あのダライ・ラマさんですら崇拝する師との出逢いがきっかけで、会社も家族も、娑婆の全てを捨てて仏道に入られたのだとか。


「先生、本当に良い本を作りたくて出版のプロデュースをやってるのですが、著者のミッションを貫いた本を出せば、売れない。売れる本を出せば、著者のミッションからは遠のく。


 売るためには内容を薄くしなきゃならない。キャッチーなタイトルも付けなきゃならない。でも、それって読者のエゴを煽る売り方であって、やってて苦痛になってくるのです。


 テクニックやノウハウじゃなく、読者が本質に目覚められる本当の良書だけを作りたいのですが、僕にも生活があるし、その辺はやはり割り切りも大事なんでしょうか?」


すると、その高僧から間髪いれずに答えが返ってきた。


「田中さんがやろうとしているのは、我々で言う「菩薩行」やないか。
「誰かを助けたい」「幸せにしてあげたい」「世の中をよくしたい」っちゅう想いは、「菩薩の心」やねん。



何を菩薩の心を金儲けにしようとしとんねや。
そりゃあんた、苦しゅうなって当然や。




 我々が説法したり、お経読んだりして、檀家さんからいただいたお布施で、「いやぁ~、今日は儲かったぞ。ステーキでも食べ行こか」っちゅうとったら、どうやねん?そんな糞坊主は間違いなく無間地獄行きや。


 菩薩行は金儲けは考えずにやりぃや。
その代わり、あんたたちは娑婆に生きとる。娑婆には「生業(なりわい)」っちゅう「行」があんねん。これは生きるための「行」や。


 田中さんの「良い本だけを作りたい」っちゅう想いが本気やったら、生業はドブ掃除でも何でもエエやないか。世間じゃ「ワクワク」っちゅうのが流行っとるやろ。「好きなことだけしとったらエエでぇ~」いうやつや。罪づくりやなぁ、アレは。好きなことだけして誰が良くなるねん。自分だけや。周りは迷惑千万。


 生業は、他人に喜ばれることをしなさい。そりゃシンドいこともある。だから「行」やねん。その度にイヤだぁ~イヤだぁ~、言うて逃げ出しとったら、そりゃ何にもならへんよ。


 「修行」や。他人に喜ばれることを喜びとしなさい。
 あんた自身の喜びは菩薩行をやることや。使命や。ミッションが喜びや。そしたら、お金も必要なだけ流れてくる。


 流れてきたお金は、また菩薩行に使わなあかんよ。溜め込もうとしたら淀むで。そういう輩を「我利我利」っちゅうねん。ある日突然お金が入ってこんくなって気づきよる。もう手遅れや。


 お金は菩薩行をやるために稼ぐんや。菩薩行に使えば使うほどぎょうさん入ってくるようになる。
 それが佛さんが創った宇宙のシステムや。


 もう一つ、生業を持ちなさい。何かが上手くいかんときは、佛さんのシステムと違うことをしよるだけやで。エエか。」





いい話でしょ。もっと長くてもっと良い話だったけど、掻い摘んで言うと、こんな感じ。


「菩薩行」「生業」


それ以降、著者さんをプロデュースする際にも、絶対に外せない「ビジネスモデル」となりましたとさ。メデタシ、メデタシ。


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